主人公はコイツ→im9055827 ※名前決定(19.03.22)→【ベリンダ・フィンチ(Belinda Finch)】 *** 今回のストーリーは長いので、文字数の関係上pixivのみの掲載です。 →https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=73699667 *** 　中年探偵が主人公の物語と言えば、訳あり少女の面倒を見る展開も定番ですよね。 　最近稀に問題として上がる、幼少期の検査漏れが原因で発覚する軽度のADHDを少女の病として設定しました。軽度っていうのがネックで、見た目的に分かりにくい為に、周りからはクズ扱いされる症状です。 　物語は架空都市ですが、日本では軽度患者への補償関係はほとんどありません。 　何よりも軽度のADHDで辛いのは、見た目的に分かりやすい重傷患者と異なり、周囲の理解を得にくいところにあります。本人の意思とは見解なく、評価を下げられるのです。精神医学が日常的に浸透してきたとはいえ、まだまだ差別や偏見が残っている部分もあります。 　12時間限定で症状を抑える薬もあるのですが、副作用があり、あくまでも抑えるのが目的なので完全に症状がなくなるわけではありません。 　それとパソコンでいうとこの【マルチタスク処理】ができないため、複雑な作業には向きません。一番気を付けなければならないのは【具体的な指示】でなければ勘違いや間違いをしやすいということです。 　例えば『そこのメモをとって。』では理解できないのです。『後ろのコルクボードに、赤いピンでとまっているメモを持ってきてほしい。』と、ここまで言わないといけません。『少し考えれば分かるだろう。』はADHDの人には厳禁であることを頭に入れておいてください。 　あえてこのようなキャラクターを登場させたのは、軽度のADHDへの理解がない現実を知ってほしいという想いからです。