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→ヤマ×パル

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■降ってくる口づけは、桜の花弁よりも軽かった。 髪に、額に、瞼に、頬骨に、しずしずと見えない痕が残されていく。当然の流れとして、私は見えない花弁が唇に落ちるのを待った。しかし期待を裏切って、花弁の主は私のうなじに痕を残す。 意図せずこぼれた息の音を、橋姫の耳は逃がさなかった。 「食いしん坊ね」「美味しそうなのが、悪いんだよ」これでは駄々っ子の言い分だ。「私の橋の上では、行儀よくしてほしいわね」橋姫…
2012年05月23日 22:34:40 投稿
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