投稿者：Average000 さん

――ねぇ、正邪。私は、本当に何も知らなかったんだね。――幻想郷は、何もかも受け入れる。弱者も強者も、平等に……――それとね、正邪。貴女が、そんな私を騙したのだと解った時。私、本当に辛かったんだよ？――貴女だって、結局は私の「打ち出の小槌を扱う程度」の力が目的だったんじゃない。――でもね、正邪。私は、貴女が私に言ったこと、全部が間違ってはいないとも思うんだ。――人里の人間が、あの人に向けた恐怖と悪意の目を、私は…