確かに「それ」は「Splash☆star」の―――否、歴代プリキュア達の中で間違い無く最大にして最強の「技」。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは揺るがし難い紛れも無い「事実」である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし、「それ」を問われた薫や満の二人―――

【霧生満（未来）】（CV 渕崎ゆり子）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「SS組」四人組のひとりにして薫同様「某王女」の力により「月の精霊の力」を生命の源とする戦士（プリキュア）。薫が「そう」である様に彼女もまた「不老不死」の存在であり「スタンド」となった「スマイル組」や同じく「不死」の存在である平成・令和代のプリキュア初期の歴代「ラスボス」達と共に「当時」を知る数少ない人物のひとりでもある。彼女もまた五百年前以上に格段の強化をしてはいるが「過去の自分達」と邂逅するまで三百年以上「変身」する事無く生身で活動する事が殆どであった。まあ元々「人外」の存在であるので殆ど問題は無いのであるが。実はかれいのSPを引き受けるつい数年前まで旧「パンパカパン」を母体とする中小ベーカリー屋企業家団体組織の長であり大手パン会社と「熾烈な闘争」（物理）を長年に渡り繰り広げた「革命パン闘士」で薫とは違う意味で警察から要注意人物としてマークされていた・・・・みちかおヤバ過ぎだろｗ　ガチペドの薫とは対照的に（パンキチである事を除いて）性癖は至ってノーマルであるのでその容姿も相まって数多の男性（たまに女性）から幾多もの求婚や交際を申し込まれる事数限り無くあったが未だに特定の異性（及び同性）との付き合いは無い・・・らしい。パン以外に興味が行かないという「性癖」（笑）のせいもあるのだが、自分が「不老不死」である事から敢えて「そういった関係」を避けてるのでは無いかという某「砂漠の王」の意見もある。だがそれでも相変わらずモテる。当たり前だよなぁ？ｗ

その「原因」と言えるのが「人類」が侵した最大にして最悪の「罪」である「環境破壊」である。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自身の繁栄の為に「彼等」は次々と破壊されていき、場所によってはそれこそ先程満が語った様な事態が起こるのが「定期」になっていった。

そして「形」を失った「彼女」の「残滓」はそのまま教室を出て行ってしまう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そう、まるで「引き寄せられる」かの様にユラユラと流れて行き、やがて―――――

「あゆみ」という「名」に今代その「名」を持つ少女は反応したがそれを傍らに居る満は言下に否定した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実の所少女は知らなかったのだが彼女のその「名」の由来は母であるつぐみが「伝説のプリキュア」として語り継がれていた「彼女」にあやかって名付けたものなのであった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかしそのつぐみ自身もよもや「彼女」の子孫の一人である逆神と関わる事になり、こうして仕える事になろうとはついぞ夢想だにしなかっただろうが。

少女のその「指摘」に風の戦士たる青髪の彼女も、月の戦士たる赤髪の彼女も思わずギョッとした。

そして偶然にもこの場に居合わせた―――――

何よりも自分達自身もう何年も会う事が叶わずにいる「彼女」が今や「泉の郷」、いや「世界樹」から「離れられぬ立場」となってしまった事も彼女達にとってはとてもとても辛い事であった。

そう言う逆神の言葉に薫と満はふと「ある事」を思い出していた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今や昔となって久しい、遠い遠い時の彼方となった「あの日」の事を。

この時代に於いてみゆき達スマイル組がスタンドとして復活するという事はみゆきのマスターであるなつき達が「過去」に来た時から既に周知の「事実」であった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし「彼女」に関してはかれい達ですら今知った「事実」であり、満達ですら今の今まで内密にしていた「秘中の秘」。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　只でさえ今の時代のかれい達や逆神達が大体が「海の日」限定とは言え「過去の者達」と絡んでいる「現状」は一歩間違えれば危うい事なのだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その上この「事実」を知られてしまえばどの様な「事態」になるかは想像が出来ない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その様なリスクを犯す愚を満達が取る筈が無かった。

今日は休みなのに雨のせいで外が寒い、というか冷たい（震）。炬燵から出たくないがウチの母のぬこ様２匹の世話をしないとなので渋々出ざる得ない。母？　父や妹たちと山陰へ旅行ですが何か？（半ギレ）　まあ私は仕事なのでちかたないね☆（強がり）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　▽　　　　　　　　　　さて、今回第１９番目となるご乱心カードはSS組のクールビューティーこと「キュアブライト」の「霧生満」がカードマスターであるこのカード。あ？　満はプリキュアじゃないだと？　ほう………ポッピッパッ☆（突如スマホを操作）　………ではこのカードの説明を。彼女の中のヒトである「淵崎ゆり子」さんの代表的キャラと言えば「天外魔境」と並ぶ広井王子の代表作「サクラ大戦」の中に登場する「帝国華撃団・華組」のメンバーの一人である中国人の少女「李紅蘭」ですね？　作中に登場する様々なメカの開発に関わっており、霊力こそ他の子達に比べ高くはありませんが技術と、何より持ち前の明るさで部隊のムードメーカーとして欠かせない存在であります。そんな彼女ですが華組のメンバーでは「ロシア革命」に関わったHC組のサソリーナ以上の過酷な境遇を生きてきています。中国最後の王朝「清」末期の頃、漢人の子として産まれた彼女は没落した家から当時大陸を支配していた清族（女真族）の家で半ば奴隷の様な扱いを受けていました。その家も「辛亥革命」の混乱で追われ路頭に迷っていた所を世界中を巡って高い霊力を持つ存在を探していた帝撃副司令・藤枝あやめに救われ、その縁で来日。一時期は神戸の在留英人パーシー・ハワードの元に住み、日本語（関西弁）と様々な科学技術を勉強した後に帝都東京へ。花やしき支部を経て帝劇にやって来たのです。壮絶な人生ですね（涙）　カードに描かれた緑の「量子甲冑・光武」、そしてそのサポートメカの「ちびロボ」こそ彼女自らが開発した彼女の技術の結晶です。特に「光武」に関してはそれを設計した「ある男」に深い尊敬を抱いているのですが、実は「その男」こそ………気になる人は実際にゲームをプレイしてみよう！（またかｗ）　ああ、そうそう。先程不心得な発言をした人は来週の「キラプリ」がゴルフ中継に変わる呪いが掛かってますのでそのつもりでｗ（ゲス顔）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ちょっとした校内散策がてらに「この場」に、「この状況」に居合わせた。

何よりも敢えてスマイル組に秘した「理由」は他ならぬ彼女達とそのパートナーとなる少女達を慮っての事に他ならなかった。

我々プリオタはこの瞬間を長らく待ったのだ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「星のなかまたち」復活のこの時を！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　祝え！　見事復活を遂げた彼女達の雄姿を！！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　先週：im8598114

だがその「問い」にキリコは黙して一切語ろうとしない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　普段の彼女なら嘲るとか激するといった何かしらの反応を示すだろうに今はその気配が微塵も感じられない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そんな「らしからぬ態度」に満達も、そして他の者達も「違和感」が拭えなかった。

幾年も決して平穏になれず壊れていく世界。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　段々と減り続けていく精霊達。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして愚昧なままの人間達。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　薫も満も次第にその心に諦観に覆われてしまうのも無理からぬはなしであった。

そしてそれによる「影響」は「それら」と繋がっていた薫や満に明確な「異常」となってダイレクトに跳ね返ってきた。

嘗て「友達」とこの世界を何度も救ったふたりではあったが、今や救い難き有様になってる現状に半ば諦めの様な心境になっていた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかしそんな中に在っても「彼女」だけはひとり諦める事はしなかった。

しかし問われた薫も、その横に居る満も苦渋に満ちた表情を浮かべながら少女のその問いに答えようとはしなかった。